Rolling Stones / Foxes In The Boxes Vol One & Two / 2CD

Rolling Stones / Foxes In The Boxes Vol One & Two / 2CD / Jems Archive

Translated Text:
Unreleased Emotional Rescue, Undercover and Keith Richards Solo Sessions & Early Dirty Work Sessions . Stereo

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Studio outtakes sound of suddenly Stones by this month JEMS has been published. Although it is JEMS image was overwhelmingly strong that will supply the live sound source even, I am new Osoreiru to the’ll show you dig up studio of rare sound source to come here. Although it appeared to be divided into two parts, which was entitled “FOXES IN THE BOXES”, this time if familiar with the convenient package that summarizes in one those sound source is released yet in limited press CD World it definitely be a release of rapture dancing for fans in! This sound has become the main session sound source from the “DIRTY WORK” and “UNDERCOVER” but, let’s will introduce to each song because each is very valuable content.

今月JEMSによって突如ストーンズのスタジオ・アウトテイク音源が公開されました。それまでもライブ音源を供給してくれるイメージが圧倒的に強かったJEMSですが、ここに来てスタジオのレア音源まで発掘してみせるとは恐れ入るばかり。それは「FOXES IN THE BOXES」と題された2パートに別れて登場しましたが、今回はそれらの音源を一つにまとめた便利なパッケージがしかも限定のプレスCDにてリリースされるとなれば世界中のファンにとって狂喜乱舞のリリースとなること間違いなし!今回の音源は「UNDERCOVER」と「DIRTY WORK」からのセッション音源がメインとなっていますが、それぞれが非常に貴重な内容ですので曲ごとに紹介いたしましょう。

1. Neighbours
2. Let’s Go Steady Again
しかしパート1の最初に収録されているのは79年「EMOTIONAL RESCUE」からのレア音源です。後に「TATTOO YOU」でアルバムに収録されることになる「Neighbors」からしていきなりの初登場音源。これまで聴かれたラフミックス音源同様に、後のアルバムでは消されたキースによるリードギターが最初から鳴っていますが、ミックのボーカル・テイクがそれとまったく違うもの。今回のJEMSの説明にもありましたが、これが仮歌なのでしょう。彼の歌い回しも全然違います。それに何よりも圧倒的なクリアネスを誇る素晴らしい音質。キースが歌う「Let’s Go Steady Again」は「STATIC IN THE ATTIC 1974-1979」などで以前から聴けたものと同じでした。

3. Tried To Talk Her Into It
ここからが「UNDERCOVER」音源となります。この曲はJEMSの解説にもあるように以前「CHAIN SAW MASSACRE」で聴かれたアウトテイク。解説ではそれの音質向上版となっていますが、これは「CHAIN SAW~」のテイクにピアノとロニーが弾いたペダルスティール・ギターが加えられたもので、そこから進化した別ミックスというのが正解です。確かに、音質自体「CHAIN SAW~」よりもクリアーです。「CHAIN SAW~」の時から未完成な曲だと思いましたが、それに手が加えられて作業が進行していたとは驚きでしょう。

4. Keep It Cool
これまでComplete Worksサイトで曲名だけ知られていたアウトテイク。ミック主体のスロー・ナンバーですが、曲としての盛り上がりを欠いた印象が否めず、10分近い演奏ながらストーンズ・アウトテイクにありがちなルーズさが感じられました。Complete Worksによれば倍近い長さのテイクも存在するらしいと推測されていますが、この長さでも十分かと(笑)。

5&6. Can’t Find Love
ミックがエレキを弾きながら曲を作っているところにチャーリーがドラムで合わせた素朴な演奏。この頃のミックが作りそうなポップな曲調です。

7. Eliza
ここまでのラフな草稿的トラックから一気に完成度の高い演奏と攻撃的な雰囲気に驚かされます。これまでComplete Worksなどで「Eliza Upchink」とクレジットされていたアウトテイク。ミックの歌がオフ気味で完成にはまだ及びませんが、このまま磨き上げてアルバムに収録可能だったと思えるほどの演奏は素晴らしい!

8. High School Girl
キース、ミック、チャーリーの三人で試されている未完成の曲。演奏時間が長い割にルーズで盛り上がりません。しかし明るい曲調でこのまま煮詰める価値はあったかと思われます。

9. Stop That
先の「CHAIN SAW MASSACRE」に「Chain Saw Rocker」とクレジットされていたアウトテイク。そこで聴けたバージョンより音質が良くてミックスも整っていますが、残念ながらこちらは不完全で二分に到達する前にカットアウト。これもミックの声が遠いのが惜しまれますが、演奏の完成度はなかなかのもの。

10-11. All I Have To Do Is Dream
12. Piano Fragment
81年ツアーの準備が始まった5月の合間でキースが一人ピアノに向かって録音した音源のアップグレード・バージョン。「LEARNING THE GAME」や「A STONE ALONE」で以前から聴かれたものよりもナチュラルでクリアーな音質。しかも「All I Have To Do Is Dream」はそこで聴けなかった別テイクで収録。そして「Piano Fragment」が実際には「Oh, What a Feeling」の抜粋など、出し惜しみ感ありますね(笑)

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「FOXES IN THE BOXES」のパート2はアルバム「DIRTY WORK」のリハーサルやセッション音源を収録。こちらも音質が素晴らしいのはもちろんですが、やはり世界中のマニアが驚かされるような音源が発掘されました。

1. Loving You Is Sweeter Than Ever
「DIRTY WORK」のセッションでは多くのカバーが録音されていたことが当時から報じられていましたが、過去に「MEAN-LEAN-HITS」で発掘されたこの演奏などがそれを裏付けてくれました。しかしここで聴かれる音質のアップグレードぶりは素晴らしい!文字通り一皮むけたような見通しの良いクリアネスが気持ち良いことこの上ありません。

2. Talk Is Cheap
Complete Worksサイトにはこのセッションのアウトテイクに関して目を疑うような曲名も載せています。それが「Talk Is Cheap」。そう、キース初のソロ・アルバムのタイトルを持つ曲名が記されていました。その謎の曲が遂に発掘されたのです。しかし蓋を開けてみればこの時期のキースらしいスロー・バラードの草稿で、10分を超える演奏はラフでルーズ。結局まとまることがなかったこのアイデアは葬られ、代わりに「Sleep Tonight」のような名曲が生み出されたのでしょう。しかし曲の中でキースは確かに「Talk Is Cheap」と歌っており、そのセリフが後にアルバム・タイトルへと活かされました。「DIRTY WORK」のリハーサルやアウトテイクではキース主導によるこの手の曲調が多いですよね。

3. What Am I Supposed To Do
「DIRTY WORK」のアウトテイクに「What Am I Gonna Do With Your Love」という曲がありますが、これはその原型と呼べる草稿のリハーサル風景。しかも15分を超える演奏ではストーンズのメンバー以外の歌声が聴かれますが、それはボビー・ウーマックとドンコヴェイだとのことです。彼らが参加してしかも演奏が延々と続いたアウトテイクと言えばソウルフルなジャム・ナンバー「Invitation」が昔から有名ですが、これはもっとバラード寄りなジャムが展開されています。しかもここではミックが不在で、代わりにロニーが歌い出す場面が聴かれるのもレアですね。これは面白いです。

4. Stick It Where It Hurts
自身のソロ・アルバム「SHE’S THE BOSS」の制作やプロモーションが重なったミックはそちらを優先し、ストーンズの「DIRTY WORK」セッションには参加しなかった参加しなかった時期までありました。それが彼のキースの不仲を悪化させてしまうのですが、それこそ「DIRTY WORK」が「キースのアルバム」と言われた所以でもあります。ミックが不在な分、ロニーが奮起した様子を伝えてくれるのは「FOXES IN THE BOXES」パート2における聴きどころでしょう。ここでは彼の主導による未完成の楽曲が演奏されています。しかし左ではキースのギターが鳴っており、正にストーンズのセッションでロニーが歌うという場面が聴かれるのが貴重でしょう。ただしここでも演奏はルーズであり、それ以上進行することもなかったようですが。

5-7. Can’t Cut The Mustard
そんなロニーの頑張りは「Had It With You」で結実します。アルバムの中でもっともストーンズらしいストレートなロック・ナンバーでしたが、それがミック不在なセッションの中で生まれる様子は既に「ALL MIXED UP」で発掘されていました。その時点ではキースお得意のチャック・ベリー風ジャムから「Can’t Cut The Mustard」と歌い出したのがきっかけとなりましたが、それが進む内に「Had It With You」のラインを思いついたのがロニーでした。そんな曲誕生の瞬間が刻まれた音源のアップグレード・バージョンがここで聴かれます。

8. Victor Hugo
パート2の最後は同じセッションの続きだと思われる場面で、相変わらずストレートなロックンロール・ジャムが続く中、ノッてきたキースは明らかにミックへの当てつけと思われる歌詞を歌い出します。それはJEMSも触れていますが、キースが自伝で明らかにしていた当時のミックのあだ名「ブレンダ」が登場することからも明らかでしょう。しかしそこから詩人ビクトル・ユーゴーの名を盛り込むなど、キースがノッっている様子が伺える貴重な演奏でした。

これまでもセッションやリハーサルの音源が充実していた82年から85年にかけてのストーンズですが、今回の新音源や音質のアッパーな状態が目覚ましい音源など、さすがJEMSと唸らされる聴き応えのある新音源の数々。何しろ音質が驚くほどクリアーですので、80年代ストーンズのセッション音源を敬遠していた方にも自信を持っておすすめしたい、ウルトラ・クオリティのアウトテイク&セッション集が早くも限定のプレスCDにてリリースされます。これは絶対にお見逃しなく!

Foxes In The Boxes Vol. One
Unreleased Emotional Rescue, Undercover and Keith Richards Solo Sessions

Emotional Rescue Sessions: Compass Point Studios, Nassau, Bahamas, January-February 1979 and Pathe Marconi Studios, Paris, France, June-October 1979
Undercover Sessions: Pathe Marconi Studios, Paris, France, November 1982-mid-March 1983 and The Hit Factory, New York, USA, early May-early August 1983

(40:09)
01. Neighbours 02. Let’s Go Steady Again 03. Tried To Talk Her Into It 04. Keep It Cool
05. Can’t Find Love 1 06. Can’t Find Love 2 07. Eliza 08. High School Girl
09. Stop That 10. All I Have To Do Is Dream (false start) 11. All I Have To Do Is Dream (full take)
12. Piano Fragment

Foxes In The Boxes Vol. Two
Early Dirty Work Sessions

Early Dirty Work Sessions: Pathe Marconi Studios, Paris, France, February 1985

(50:16)
01. Loving You Is Sweeter Than Ever 02. Talk Is Cheap 03. What Am I Supposed To Do
04. Stick It Where It Hurts 05. Can’t Cut The Mustard 1 06. Can’t Cut The Mustard 2
07. Can’t Cut The Mustard 3 (fragment) 08. Victor Hugo

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

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