Non Label

Beatles / Stowe School / 1CD

Beatles / Stowe School / 1CD / Non Label Roxburgh Hall, Stowe School, Buckinghamshire, UK 4th April 1963 Click Image To Enlarge  今年の春に存在が明らかになって世界中のマニアを驚愕させたビートルズ1963年ストウ・スクールでのライブ録音。BBCラジオ出演以外でまとまったライブの音源がない時期であり、なおかつ異色の男子校でのフルサイズ・ショーが録音されていた…おまけに現存しているという事実に色めきだった訳ですが、既にパブリック・ドメイン化した音源ということもあり、大英博物館にコピーが寄贈されてリスニング可能となっています。  さっそく先月にアイテムがリリースされて世界中のマニアが群がりましたが、それも音源の流通元はその図書館から。そこでリスニングさせてもらったついでに録音を敢行してくれたマニアがいたという事。ただしプラグインしての録音は不可能だったようで、スピーカーから流れた音を拾う形で録音していたのです。 今回の音源は曲間や「Till There Was You」などで「ゴー」というまるでボイラー音のようなノイズが気になったのですが、それも図書館という場所柄、再生音量を上げて録音するのが難しく、代わりに録音機材の音量を上げて録音した結果が例の曲間のノイズとして現れてしまったのでした。  その図書館での録音を偲ばせるように、ライブの開始前では当日のストウ・スクールとは関係のない図書館のBGMとおぼしきクラシックが遠巻きに鳴っています。場内にクラシックが低い音量で流れているのが図書館というもの。おまけに「A Taste Of Honey」の途中では近くにいた人が鳴らしたとおぼしき物音も入ってる。さらにノイズだけでなく、テープはピッチが低い。先行アイテムの登場後、マニアの間ではそうした音源の状態が話題となったのでした。    それでもなお1963年の録音としては十分に聞き込めるクオリティであり、何と言ってもあまりに貴重な演奏内容から世界中のマニアが歓喜している音源なのですが、今回はもちろん先行アイテムからのコピーや先行アイテムのピッチを直したネット・バージョンではなく、イギリスのマニアから送られてきた図書館録音を元にした独自入手音源でのリリース。とはいえ独自に入手した音源とは言え既に先行アイテムが存在する以上、そのまま出したのでは芸がない。やはり本録音の持病である曲間のボイラー調ノイズをどこまで緩和できるのか。それは可能なのか?  そんな命題に立ち上がってくれたのが「GRAF ZEPPELIN」。彼なら低いピッチの修正など朝飯前な訳で、気になるのはあのボイラー調ノイズ。もちろんそれを全て抑えてしまうと不自然極まりない音へと豹変してしまう訳ですが、そこを「GRAF ZEPPELIN」は実にうまく処理。あの「ゴー」というボイラー音が「サー」というヒスノイズ状態にまで収まって一気に聞きやすくなったのです。現在出回っている各バージョンと比べたらその違いは歴然。そもそも音源が存在する、さらには聞けるだけでもありがたいレベルの歴史的大発見かつ流通だった訳ですが、それでも聞きやすいことに越したことはない。    マニアの間では古くからデビュー後ビートルズの初期ライブ活動における伝説の一日とされ、男子校ゆえに静まった雰囲気の中で敢行されたと言われていたストウ・スクールでのライブでしたが、いざ聞けるようになってみれば伝えられていたものとはまるで違う雰囲気であったことを思い知らされます。さすがに人気爆発後のビートルマニア的な絶叫こそありませんが、それでも「Misery」を皮切りに所々で熱狂的な盛り上がりを見せており、それが「Hippy Hippy Shake」になるといよいよ激しい。  一方でブレイク前らしい牧歌的な盛り上がりも微笑ましく、デビュー曲「Love Me Do」で巻き起こる手拍子の和やかさ。さらに「Please Please Me」ではビートルズ初のナンバーワン・ヒット・シングルに相応しい大合唱も起きている。デビュー後かつ注目を浴び始めた時期でありながら、それでいてまだブレイクには至っていない時期ならではリアクションではないかと。  こうした状況で余裕に溢れた演奏を披露するビートルズも素晴らしいの一言。「Too Much Monkey Business」などはこの日の午前中に収録したBBC『SIDE BY SIDE』のテイクそのままな雰囲気が同日の演奏であることを偲ばせますし、一方で「I Just Don’t Understand」や「I’m Talking About You」といった同時期のBBCでおなじみなレパートリーも観客を前にしたからこその力強い演奏が魅力。またこの日はジョージの声が出ないということで代わりにリンゴの出番が二曲、それらが続けて歌われるというのも本当にレア。 そしてフィナーレは再び「I Saw ...

Read More »

Aerosmith / Live In A Hard Place 83 /1CD

Aerosmith / Live In A Hard Place 83 /1CD / Non Label Live In A Hard Place 83 Click Image To Enlarge   AEROSMITH史上、唯一にして最大の特異点であった『ROCK IN A HARD PLACE』時代。その貴重な生演奏を脳みそに流し込んでくれる衝撃の極上サウンドボード・アルバムが登場です! そんな本作に刻まれているのは「1983年3月4日オーガスタ公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。AEROSMITHと言えば、ロック史でも珍しいほどメンバーチェンジの少ないバンドだったわけですが、「少ない」であって「ゼロ」ではなかった。ジョー・ペリー/ブラッド・ウィットフォードの代わりに「ジミー・クレスポ/リック・デュファイ」をギターに迎えていたのが『ROCK IN A HARD PLACE』でした。本作は、そんなオーディエンス録音ですら稀少な時代の極上サウンドボードなのです。良い機会でもありますので(少し長くなりますが)ここで「オリメンじゃないAEROSMITH」の歩みを俯瞰してみましょう。 ●1979年 《6月:ジョー離脱→ジミー・クレスポ加入》 ・6月30日ー10月7日:北米#1a(6公演) 《11月16日『NIGHT IN THE RUTS』発売》 ・11月2日ー12月28日:北米#1b(11公演) ●1980年 ・1月10日ー12月3日:北米#2(28公演) ●1981年 《7月:ブラッド離脱→リック・デュファイ加入》 ●1982年 《8月27日『ROCK IN A HARD PLACE』発売》 ・10月31日ー12月30日:北米#3a(31公演) ●1983年 ・1月4日ー3月5日:北米#3b(31公演)←★ココ★ ・4月21日ー5月30日:北米#4(9公演) ・7月23日ー8月12日:北米#5(10公演) ・10月30日:プロヴィデンス公演 ・12月28日ー31日:北米#6a(3公演) ●1984年 ・1月6日ー2月17日:北米#6b(7公演) ...

Read More »

Paul McCartney & Wings / Manchester 1979 2nd Night / 2CD

Paul McCartney & Wings / Manchester 1979 2nd Night / 2CD / Non Label Manchester Apollo, Manchester, UK 29th November 1979 PERFECT SOUND Click Image To Enlarge 1979年のイギリス・ツアーは結果的にウイングス最後のライブ活動となってしまったことからマニアの間で高い人気を誇り、なおかつマルチトラック録音が流出したグラスゴーは『LAST FLIGHT: 2020 REMASTER』と言う決定版のリリースの記憶も新しい。その一方で本ツアーのオーディエンス録音となるとなかなか恵まれず、クイーンと同じカンボジア救済イベントの最終日に出演したハマースミス・オデオン一択と言う状態が現在まで続いています。 1979年という近代の割に音質の恵まれないオーディエンス録音ばかりが残されているのは、一重にウイングスの人気が絶頂にあったにもかかわらず、アルバム『BACK TO THE EGG』の原点回帰コンセプトに倣ってシアター・クラスの会場ばかりを廻ったことが仇となってしまったのです。当然チケットの入手は困難を極め、その弊害としてテーパーの良ポジ確保が困難を極めたどころか、ライブに参戦すらできないという状況にまで陥ってしまったという。 実際このツアーの音源自体はそれなりに豊富なのですが、音質面で問題のあるものが非常に多い。そうした中でもアナログ時代からおなじみウェンブリー・アリーナなどはこのツアーの中では上質な部類に入るものの、もう少し音が近ければ…という印象。またリバプールにおける一連の公演やレインボーのようなシアター・ギグになるとウイングス最後のツアー貴重度からアイテムこそアナログ時代からリリースされてきたものの、万人にはとても勧められないレベル。 そういう意味では都合二回行われたマンチェスター公演もまた音源こそ存在するものの、これまたオーディエンス録音は初日の厳しい音源しか存在しなかった。そこでは演奏が周りの手拍子に追いやられてしまうような状態だったのです。ところがこの夏、今まで音源の存在が確認されていなかったマンチェスター二日目のオーディエンス録音が突如動画サイト上に現れました。 これまで知られていなかった1979年ツアーの音源が登場したというだけでも世界中のマニアが色めきだった訳ですが、その音質が驚くほど良かった点もマニアを喜ばせるに十分なもの。同じマンチェスターでも前日とはまるで比較にならず。さすがに優等生録音だったハマースミス・オデオンの域には及ばないものの、音像近めで骨太な録音状態に加え、何より非常に鮮度の高い音質が魅力。 クリアーだが音像が遠かったウェンブリーと比べてもさらに近くて迫力のある音質を誇る1979年ツアーの未発表オーディエンス録音が今まで眠っていただなんて。 もっとも動画サイトで現れた際には一筋縄では行かず、曲順がめちゃくちゃにされた状態でアップロードされていました。そこで今回のリリースに際してマニアが曲順を当日の通りに直したバージョンにて提供してくれたのです。さらに本音源は全体を通してピッチの狂いやテープのヨレを持病としていました。せっかくの初登場音源で録音の素性もいいだけにこれはもったいない。そこでこうした問題を徹底的にアジャストすべく立ち上がってくれたのが「GRAF ZEPPELIN」。 彼によるピッチとヨレのアジャストは本領発揮とばかりに徹底されており、もはや元のバージョンと比較にならないほどの安定感へと生まれ変わりました。これだけでも限定プレスCDに相応しい仕上がりなのですが、そこに加えて「GRAF ZEPPELIN」が得意とするモノ化によって音源が抱えていた更なる問題も一掃。 今回の録音は元々モノラルなのですが、公開された際にいかにもアジマスのずれから生じるような不自然さがあり、なおかつ動画サイトで公開される際に生じたシュワシュワとした質感も若干ながら感じられた。そうしたリスニング上でストレスとなる状態を「GRAF ZEPPELIN」がモノ化することでこれまた一掃。最初に触れたように鮮度の良い録音ですので、これによってなおさらスッキリと聞き込める状態に進化。 そしてシアター・クラスの会場ならではの牧歌的な雰囲気が伝わってくるのも魅力。そうした中でライブを行いたかったのが79年のポールの狙いであり、実際ここでのウイングスは終始くつろいだ雰囲気で演奏を心から楽しんでいる様子が伝わってくるのがいい。その点ではサウンドボードのグラスゴー以上にこのツアーらしさが感じられるかと。 ライブ本編を締めくくる「Mull Of Kintyre」の大合唱がこれほどまで牧歌的に捉えられているのも79年ツアー音源の中でも随一では。それでいて前日の録音のように演奏が奥に追いやられてしまう事は(まったく!)ない。確かに動画サイト上に現れた時から聞きやすさを感じさせてくれた音源ではありましたが、それをマニアが正確な曲順に組み直した上で「GRAF ZEPPELIN」の緻密なレストアという二段階アジャストが見事に功を奏しました。 みんな大好きウイングスのラストツアーからマニア狂喜の初登場音源が実に聞きやすい形に整理されて文句なしのリリース。このツアーでしか味わえない最高のセットリストと演奏をじっくりとお楽しみください! The 1979 UK tour ended up being Wings’ last ...

Read More »

Mr Big / The Big Finish Final Night At Budokan 2023 / 2CDR

Mr Big / The Big Finish Final Night At Budokan 2023 / 2CDR / Non label Live at Nippon Budokan, Tokyo, Japan, July 26, 2023. Soundboard Play sample : Click Image To Enlarge This year, MR.BIG’s farewell tour that finally started, and the last day of the final performance in Japan on July 26th, the sound board complete recording of ...

Read More »

Rolling Stones / FrankFurt 1990 / 4CD

Rolling Stones / FrankFurt 1990 / 4CD / Non Label Waldstadion, Frankfurt, Germany 26th & 27th May 1990 Play sample : Click Image to Enlarge This applies to “LOS ANGELES 1989 1ST NIGHT: MIKE MILLARD MASTER TAPES” released last week, but the Rolling Stones world tour from 1989 to 1990 is the resumption of activities that the world has been ...

Read More »

Rolling Stones / Hold on Tight / 3CD

Rolling Stones / Hold on Tight / 3CD / Non label Madison Square Garden, New York City, NY, USA 27th June 1975 Play sample : Click image to enlarge It was a legendary night when Carlos Santana jumped into the finale “Sympathy For The Devil” in Chiakiraku, a series of performances that the Rolling Stones performed at Madison Square Garden ...

Read More »

Guns N’ Roses / British Summer Time 2023 / 3CDR

Guns N’ Roses / British Summer Time 2023 / 3CDR / Non label Live at Great Oak Stage, Hyde Park, London, UK on 30th June, 2023 Play sample : Click image to enlarge Following the Glastonbury performance on June 24, 2023, the stage at British Summer Time, which was held in Hyde Park, London on June 30, appeared with high ...

Read More »

Rolling Stones / Sheffield 1999: Definitive Master / 2CD

The Rolling Stones / Sheffield 1999: Definitive Master / 2CD / Non Label Don Valley Stadium, Sheffield, UK 6th June 1999 Play sample : Click Image to Enlarge The 1999 edition of the UK Babylon tour, which makes you feel even the impression full of nostalgia after more than 20 years have passed. Although it was called the Babylon Tour ...

Read More »