Pink Floyd / From The Other Side / 1CD

Pink Floyd / From The Other Side / 1CD / A Night Tripper Production

Translated Text:

Alternate Trax On The Dark Side Of The Moon.

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狂気のレアトラック集がプレスCDで登場!
近年リリースされたImmersion Boxにも収録されなかったアウトテイク、リハーサル、さらには延々見過ごされて来た珍しいシングルミックス等もピックアップ。ありきたりな「ポンペイ」からのテイクなどは一切除外しての約80分、狂気レアリティーズの決定盤!

★Tracks 1-4 Rough Mix (Mono)
まずは定番ラフミックス。アウトテイク素材の少ないフロイドにしては珍しくコレクターズCDの最初期1989年頃には既に登場していた制作段階のラフミックス。ファンには一番お馴染みのアウトテイク音源のひとつで、今回はその最新リマスター。位相、ピッチの修正と散見された音切れが可能な限り修正されています。
「Time」はお馴染みギターソロのないミックス。イントロのロートタム部分がリリース版よりも30秒ほど長く、CDタイム1:32-2:04付近がリリース版には含まれていないフレーズのようです。3:50付近で見られた音切れも可能な限り補正。
「Brain Damage」は中盤からの収録。全編にリリース版でオミットされたと思われるギターソロがバックに終始入ります。「Eclipse」も同様にギターソロが終始入ります。リリース版に聞ける笑い声・しゃべりなどのSEと一部のキーボード類も聞こえません。
「Us And Them」はサックスソロ途中までの収録。サックスがリリース版とは一部で全く異なり、リリース版にないフレーズも飛び出します。歌い出し”Us…”にリリース版のようなエコー処理が掛かっていないドライなサウンド。ピアノも所々でリリース版にない演奏が確認できる。

★Tracks 5-9 Rough Mix (Stereo)
トラック5-9は上記トラック1-4とは別のRoughステレオミックス。近年流通した音源で、曲間に一部カットが入るものの、サウンドはリアルステレオで極上。これだけの超重要音源にもかかわらず、殆どプレス化もされてこなかったもの。
「Money」はイントロのレジスター・ループからして異なり、レジスター音はリリース版と異なり終始聞こえます。またリリース版では聞こえないシェイカーもミックスされています。ボーカルやサックスなどはエフェクトの掛かっていないドライな質感。エンディングはリリース版と大幅に異なり、演奏がラフに終了するところまで収録しており30秒以上長く本来の演奏が聞けます。
「Us And Them」は「Money」とは被らずにキーボードのイントロからカットインでスタート。出だしはImmersion Boxのバージョンと似ており、30秒ほどのキーボードの後、ピアノとサックスのフレーズで本編に入りますが、Immersion Boxには入ってなかったドラムが聞こえます。リリース版左chのアルペジオ風のギターは極小さくセンター付近にミックスされています。また、ここでも全体にエコー等の処理が加わっていない段階のドライでナチュラルな質感です。サックスはリリース版にない演奏もダブって聞こえたりします。
「Any Colour You Like」は全体のミックスバランスが異なります。リリース版では殆ど聞こえないエフェクトの掛かったギターが大きくミックスされていたりします。
「Brain Damage」はリリース版ではボーカルが入る前にフェードアウトする鼓動のSEがそのまましばらく聞こえたり、リリース版では入っていない笑い声のSEが聞こえます。笑い声はImmersion Boxのものともまた異なるもの。
「Eclipse」はImmersion Boxで聞ける右chのギターがセンター定位で聞こえます。エンディングのセリフの部分は編集が全く異なり、セリフの入るタイミングもリリース版に比べ早く、しかも1分20秒にわたり収録。

★Track 10 Piano Demo
後々「Us And Them」となるリックによるピアノ・ソロ演奏。元々The Violent Sequenceというタイトルで映画「砂丘」のサントラ用に1969年末に録音したとされるアウトテイク。その映画の監督アントニオーニ曰く「悲しすぎる」としてボツを喰らったのが、恐らくこの演奏のことなのではないかと。1970年初頭のごく一時期、ライブでもHeart Beat, Pig Meatなどとあわせて数回演奏されています。本テイクは2001年頃に「A Journey Through Time & Space」(2CD)で初登場したもので、今回はそこからの最新リマスター収録。Immersion Boxにもこの同一演奏のピアノ・デモは収録されていますが、編集がだいぶ異なり、演奏前のスタジオのアナウンスや演奏後のピアノをちょろっとつま弾く箇所、さらに中間部分1分強がBoxでは編集によりカットされています。またBoxのバージョンでは出だし19秒ほどは、その直後の部分をコピペ編集したもので、これにより演奏出だしがノーカットのような演奏に仕立て上げられています。またBoxでは中間部分1分ほどが編集でカットされていますが、その箇所は本盤CDタイム2:07-3:11付近。音質もImmersion Boxではヒスリダクションのかけ過ぎで残念ながらデジタルノイズが浮遊するものとなってしまっていましたが、本盤では原音重視でノイズリダクションは掛けてませんので、ヒスはありますが、ナチュラルなサウンドとなっています。なお、テープスピードに関しては今回は半音下げで調整されています。これはImmersion Boxや当時のライブ演奏を参考にした上での判断かと。

★Track 11-15 Studio Rehearsals
これも数年前に流通したリハーサルとされる演奏。71年末-72年1月とされるもので、Timeなどは72年1月の初演以上にRoughなものでここではロジャーがスキャットぽくメロディーをなぞる程度。

★Track 16-21 Singles & EP Rarities
「狂気」リリース当時のプロモEP、シングルからレアなエディットバージョンやモノミックスを一部セレクト。
Tr.16-19はプロモMono EPから。かなり短めにエディットされており、なかでもTimeは大胆な編集が施されている。これらも全てImmersion Boxには未収録のもの。

★Track 22 Live Version
最後にEclipseの現存するライブ最初期の演奏(’72年2月12日シェフィールド公演)が収録されています。
1月20日の「狂気」初演はMoney出だしで中断で、翌日21日が初めて通しでの演奏ということになりますが、最初期段階ではまだEclipseがなく、Brain Damageからサイレンのようなキーボードで終演という状態でした。
ここでは現在音源が確認できるなかで、最古のEclipseのテイクを収録。

CD (79:46)
Rough Mixes (Mono) ★お馴染みRough Mixの最新リマスター
01. TIME ★ギターソロなし
02. BRAIN DAMAGE
03. ECLIPSE
04. US AND THEM

Rough Mixes (Stereo) ★Immersion ボックスとも異なります。
05. MONEY ★アウトロが長い
06. US AND THEM ★イントロの印象が異なる
07. ANY COLOUR YOU LIKE ★曲間カット
08. BRAIN DAMAGE ★曲間カット
09. ECLIPSE ★エンディングのしゃべりが長い

Demo (Mono)
10. US AND THEM (Rick’s Piano Demo)★Immersion ボックスと編集が異なる・音もナチュラル

Studio Rehearsals etc (Mono)
11. THE TRAVEL SEQUENCE(ON THE RUN)
12. TIME
13. BREATHE (Reprise)
14. ANY COLOUR YOU LIKE
15. ROGER THE HAT (Outtake)

Single & EP Rarities
16. BREATHE (Promo EP Edit Mono)
17. TIME (Promo EP Edit Mono)
18. MONEY (Promo EP Edit Mono)
19. US AND THEM (Promo EP Edit Mono)
20. TIME (Single Edit Stereo)
21. US AND THEM (Single Edit Stereo)

Early Live Take Of “ECLIPSE”
22. ECLIPSE (City Hall, Sheffield, UK 12th Feb 1972)★現存する最古のEclipse演奏テイク

A Night Tripper Production. SCPF-73804

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