Led Zeppelin / 929 – New / 3CD

Led Zeppelin / 929 / 3CD / Non Label

Translated Text:
Festival Hall, Osaka, Japan 29th September 1971

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45年前の9月29日の今くらいの時間でしょうか?大阪フェスティバル・ホールにいた人たちは誰もが放心状態となっていたのだと思われます。未だに語り継がれるレッド・ツェッペリン初来日の千秋楽となったコンサートが終わった頃だった。この時の来日公演で彼らが聴かせてくれた演奏のインパクトはまったく色褪せておらず、むしろこのツアーから生み出された連日の名演が日本において確固たるZEP伝説を築き上げるきっかけとなったのは間違いありません。さらに929に関しては、本当に幸運なことに関係者による特殊な状況によるサウンドボード録音が残されたことがあまりにも大きかった。「伝説」として語り継がれるだけにとどまらず、ちゃんとした音源という「証拠」が残っていることになるからです。
ZEP初来日公演に関して言うと、すべての公演の音源が残されているというだけでなく、1971年当時としては驚くほどクオリティの高いオーディエンス録音が残された結果、壮絶なライブ・パフォーマンスが連日に渡って繰り広げられたことが証明されたのです。東京二日間、広島…そこまでもZEPのピークではないかと思われるほどに凄まじい熱演。ところが、それらをも上回ってしまうほどのスーパー・ショーが大阪の二日間だった。大阪の二日間はこの時期のZEPらしい奔放さがいい方向に現れ、自由で伸び伸びとした雰囲気が演奏だけでなく選曲にまで現れていたもの。そう、ZEPが初めての日本滞在を大いに楽しんでいたということも、日本におけるZEPの人気を決定的なものとした要因ではないでしょうか。

中でも先のような音源が広まってくれたのは我らが929公演。今回同時に再リリースするOG盤LPを皮切りとして、現在まで数えきれないほどのアイテムを生み出してきた、掛け値なしの名音源。LPの時代にすらOG盤を元にしたコピー盤が生み出され、CD時代になるとLPのクオリティ・レベルに追いつけない状態の音源を元にしたアイテムの乱立。一方でLPアイテム時代には聴かれなかったライブ終盤パートの発掘という快挙もありました。それが落ち着くと今度はオーディエンス録音で欠損部を補った完全収録の仕上がりを競う戦国時代。何度も語り尽されてきたように、サウンドボード録音の完全収録が叶わなかったという現象が、一重にこのような状況を生み出す原因となったものです。
サウンドボード・パート本体に関してはここ10年ほどの間にOG盤LPのクオリティに肉薄するほど状態の良い音源が広まったものですが、それでもなお一歩のところでLPの域に到達できない。結局LPに収録されたパートはそれがベスト…ということから、現在ではLP、全長版サウンドボード、そしてオーディエンス録音の三種類を駆使したハイブリッド編集が主流となり、かつてのようなアイテム乱立状態も収束しました。当時の音源は当時のアイテムがベスト。これはビンテージな音源の多くに当てはまることではないでしょうか?やはりテープのコピーの回数以前に、テープそのものが劣化しないリアルタイムほど強いものはありません。
そうした状況の中、一年ほど前に世界中のファンをアッと言わせたのがウインストン・リマスター盤の929でしょう。それら三種類の音源を組み合わせた仕事ぶりの見事さと言ったら、正に決定版と呼ぶに相応しい。サウンドボード音源の欠損部の中においてもっとも有名な個所だった「Black Dog」がオーディエンス録音に切り替わる際の鮮やかさだけで、過去のどのアイテムよりも卓越した編集技術でアジャストされていたことが世界中のマニアをアッと言わせたものです。さらには、もっとも高度な編集を要求された難易度の高い「Dazed And Confused」における各欠損部に関しても、オーディエンス録音のパッチ具合は素晴らしいものがありました。

昨年当店が限定のプレスCDにてリリースする際にもあまりに見事な編集ぶりから、一切手を加えることなくアイテム化しています。当初はCD-Rでのギフト・アイテムとして試験的に登場させたものの、あまりに充実の内容ぶりから「絶対にプレスのCDで」という声が殺到。そこからのリリースと相成った訳ですが、これがまたあっという間にSold Out。先週当店が再リリースさせたディープ・パープルの「LOUDER THAN EVERYTHING ELSE: BUDOKAN 1972」と並び、お客様から再リリースの要望が絶えない人気アイテムと化していたのです。あまりにも見事な仕上がりは、先のように無数のアイテムを生み出してきた929の決定版と呼ぶに相応しいだけでなく、全体の聴きやすさによってZEPライブ音源はまずこれから!と断言できるほどの充実ぶり。にもかかわらずSold Out久しいアイテムとなってしまいました。
もちろん当店としても再発の時期を見計らっていたものですが、何と幸運なタイミングでしょう、今年はZEPの初来日から45周年を迎えたのです。そうなれば、やはり9月29日が迫った今週の再リリースほど相応しいことはありません。もちろん前回のままでリリースすることは簡単なのですが、やはり今回のリリースに当たっては全体を再チェック。微々たる問題ではありますが、長い「Dazed And Confused」の序盤と終盤で起きた、テープ劣化による音の浮き沈み、さらには「Friends」と「Thank You」のオルガン・イントロに入っていたノイズを補正しました。ベスト・タイトルとの誉れ高き名盤が、皆様の要望にお応えして929から45年目の週に再登場します。今度こそ絶対にお見逃しなく!

 

45年前の9月29日の今くらいの時間でしょうか?大阪フェスティバル・ホールにいた人たちは誰もが放心状態となっていたのだと思われます。未だに語り継がれるレッド・ツェッペリン初来日の千秋楽となったコンサートが終わった頃だった。この時の来日公演で彼らが聴かせてくれた演奏のインパクトはまったく色褪せておらず、むしろこのツアーから生み出された連日の名演が日本において確固たるZEP伝説を築き上げるきっかけとなったのは間違いありません。さらに929に関しては、本当に幸運なことに関係者による特殊な状況によるサウンドボード録音が残されたことがあまりにも大きかった。「伝説」として語り継がれるだけにとどまらず、ちゃんとした音源という「証拠」が残っていることになるからです。
ZEP初来日公演に関して言うと、すべての公演の音源が残されているというだけでなく、1971年当時としては驚くほどクオリティの高いオーディエンス録音が残された結果、壮絶なライブ・パフォーマンスが連日に渡って繰り広げられたことが証明されたのです。東京二日間、広島…そこまでもZEPのピークではないかと思われるほどに凄まじい熱演。ところが、それらをも上回ってしまうほどのスーパー・ショーが大阪の二日間だった。大阪の二日間はこの時期のZEPらしい奔放さがいい方向に現れ、自由で伸び伸びとした雰囲気が演奏だけでなく選曲にまで現れていたもの。そう、ZEPが初めての日本滞在を大いに楽しんでいたということも、日本におけるZEPの人気を決定的なものとした要因ではないでしょうか。

中でも先のような音源が広まってくれたのは我らが929公演。今回同時に再リリースするOG盤LPを皮切りとして、現在まで数えきれないほどのアイテムを生み出してきた、掛け値なしの名音源。LPの時代にすらOG盤を元にしたコピー盤が生み出され、CD時代になるとLPのクオリティ・レベルに追いつけない状態の音源を元にしたアイテムの乱立。一方でLPアイテム時代には聴かれなかったライブ終盤パートの発掘という快挙もありました。それが落ち着くと今度はオーディエンス録音で欠損部を補った完全収録の仕上がりを競う戦国時代。何度も語り尽されてきたように、サウンドボード録音の完全収録が叶わなかったという現象が、一重にこのような状況を生み出す原因となったものです。
サウンドボード・パート本体に関してはここ10年ほどの間にOG盤LPのクオリティに肉薄するほど状態の良い音源が広まったものですが、それでもなお一歩のところでLPの域に到達できない。結局LPに収録されたパートはそれがベスト…ということから、現在ではLP、全長版サウンドボード、そしてオーディエンス録音の三種類を駆使したハイブリッド編集が主流となり、かつてのようなアイテム乱立状態も収束しました。当時の音源は当時のアイテムがベスト。これはビンテージな音源の多くに当てはまることではないでしょうか?やはりテープのコピーの回数以前に、テープそのものが劣化しないリアルタイムほど強いものはありません。
そうした状況の中、一年ほど前に世界中のファンをアッと言わせたのがウインストン・リマスター盤の929でしょう。それら三種類の音源を組み合わせた仕事ぶりの見事さと言ったら、正に決定版と呼ぶに相応しい。サウンドボード音源の欠損部の中においてもっとも有名な個所だった「Black Dog」がオーディエンス録音に切り替わる際の鮮やかさだけで、過去のどのアイテムよりも卓越した編集技術でアジャストされていたことが世界中のマニアをアッと言わせたものです。さらには、もっとも高度な編集を要求された難易度の高い「Dazed And Confused」における各欠損部に関しても、オーディエンス録音のパッチ具合は素晴らしいものがありました。

昨年当店が限定のプレスCDにてリリースする際にもあまりに見事な編集ぶりから、一切手を加えることなくアイテム化しています。当初はCD-Rでのギフト・アイテムとして試験的に登場させたものの、あまりに充実の内容ぶりから「絶対にプレスのCDで」という声が殺到。そこからのリリースと相成った訳ですが、これがまたあっという間にSold Out。先週当店が再リリースさせたディープ・パープルの「LOUDER THAN EVERYTHING ELSE: BUDOKAN 1972」と並び、お客様から再リリースの要望が絶えない人気アイテムと化していたのです。あまりにも見事な仕上がりは、先のように無数のアイテムを生み出してきた929の決定版と呼ぶに相応しいだけでなく、全体の聴きやすさによってZEPライブ音源はまずこれから!と断言できるほどの充実ぶり。にもかかわらずSold Out久しいアイテムとなってしまいました。
もちろん当店としても再発の時期を見計らっていたものですが、何と幸運なタイミングでしょう、今年はZEPの初来日から45周年を迎えたのです。そうなれば、やはり9月29日が迫った今週の再リリースほど相応しいことはありません。もちろん前回のままでリリースすることは簡単なのですが、やはり今回のリリースに当たっては全体を再チェック。微々たる問題ではありますが、長い「Dazed And Confused」の序盤と終盤で起きた、テープ劣化による音の浮き沈み、さらには「Friends」と「Thank You」のオルガン・イントロに入っていたノイズを補正しました。ベスト・タイトルとの誉れ高き名盤が、皆様の要望にお応えして929から45年目の週に再登場します。今度こそ絶対にお見逃しなく!

Disc 1 (67:31)
1. Intro. 2. Immigrant Song 3. Heartbreaker 4. Since I’ve Been Loving You 5. Black Dog
6. Dazed And Confused

Disc 2 (72:23)
1. Stairway To Heaven 2. Celebration Day 3. That’s The Way 4. Going To California 5. Tangerine
6. Friends 7. Smoke Gets in Your Eyes 8. What Is And What Should Never Be 9. Moby Dick

Disc 3 (59:08)
1. Whole Lotta Love 2. Communication Breakdown 3. Organ Solo 4. Thank You 5. Rock And Roll

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